夜中に嵐で目が覚め、やがて嵐は去っていきます。数か月後、いつ雹が降り、どのくらいの大きさだったのかと尋ねられます。目撃情報とレーダーの推定値はそれぞれ答えの一部を与えてくれますが、どちらも、ある屋根に届いた雹の大きさを自動的に証明するものではありません。
雷雨が雹を作るしくみ
上昇気流が雨粒を氷点下の空気まで持ち上げます。雹は、液体の水滴がぶつかり表面で凍ることで成長します。上昇気流が重さを支えきれなくなると落下します。
上昇気流が強いほど、大きな雹を支えられます。直径2インチ以上の雹は、一般にスーパーセルの雷雨に関連しています。理解のポイントは強い上昇気流の中での成長であり、すべての雹が上下に何度も循環していると考える必要はありません。
硬貨との比較より定規
雹の大きさのよくある比較は、ペニー硬貨が0.75インチ、クォーター硬貨が1インチ、ゴルフボールが1.75インチ、野球ボールが2.75インチです。1インチは、National Weather Serviceの激しい雹の基準です。
身近な物は役に立ちますが、推定値はそのサイズに集中しがちです。クォーター硬貨とゴルフボールの中間の雹は、どちらとしても報告される可能性があります。身近な物に丸めるよりも、定規、ノギス、メジャーのほうが役に立つ測定値が得られます。
報告がなくても雹が降らなかったとは限らない
地上の報告には、雹を観察し、測定し、報告する人が必要です。人口の少ない地域には空白があり、夜間の嵐は目撃者なしで過ぎることがあります。雹が報告された場合でも、最大の雹が見つかっているとは限りません。
そのため、報告マップの空白は不完全な証拠にすぎません。その範囲のすべての家が雹を免れたことを立証するものではありません。記録されているのは人々が報告した内容であり、降ったすべての雹ではありません。
MESHでわかること、わからないこと
MESHはMaximum Estimated Size of Hail(最大推定雹サイズ)の略です。大気の凍結高度より上のレーダー反射強度を用いて雹の大きさを推定します。レーダーは、対象範囲とビーム高度の制限はあるものの、夜間や観測者のいない場所でも嵐を観測できます。
元のアルゴリズムは、観測された雹のサイズの約75%がレーダーの推定値を下回るように調整されました。これは調整の結果であり、個々の嵐についての保証ではありません。推定最大1.8インチだからといって、1.8インチの雹がその住所に落ちたことの証明にはなりません。
最も役に立つ記録は、時刻、進路、レーダーの推定値をまとめて残し、地上の測定や建物の点検とは区別したものです。レーダーの推定値は調査の出発点にはなりますが、調査を終わらせるものではありません。
覚えておきたいこと
次回はこれらを確認しましょう:
- 嵐が通過した日時と場所を記録する。
- レーダーの推定サイズと、測定した雹を区別する。
- 嵐の記録は背景情報として扱い、点検や被害の証明とは考えない。